GUERRILLA AKIRA

東京都赤羽生まれ、埼玉在住。高校卒業後、1990〜97年にアメリカへ渡り、音楽と映画との出会いによって人生の地図が描き変わる。ライブハウスで体感したverve,acetone,beastie boys, yo la tengo, teenage fanclub, weezer,nirvanaなどの本物のバンド、レイブのカルチャーショック。CDショップで未知の名前を掘り続けた日々、本物のアーティストの体温。それらはテレビ越しに知った音楽とは全く別次元のリアリティで、胸に火をつけた。NYCで働きながら、ミニシアターの独立精神にも深く魅了される。 1997年に帰国後、アメリカでのドラッグ経験をきっかけに統合失調症を発症。現実と非現実が混線する中、多くの人の支えと、自分を救うように生まれた強烈な好奇心に導かれ、舞台俳優として活動を開始。約15年間、映画・テレビ・舞台を走り抜き、特に最後の3年間は何も見えないまま突っ走る猪のように作品へ身を投げが、燃え尽き、表現そのものに興味を失う。 そこから再び、原点であり救いでもある音楽へ戻る。ブラジル人ミュージシャンAdãoとデュオを組み、90年代オルタナティヴロックの衝動を軸に制作とライブを目指すが、コロナ禍で活動が停滞しAdãoは帰国。それでも近い将来ブラジルで作品を発表する計画は今も生きている。現在はスリーピースのオルタナバンドを結成し、さらにインストのベース&ドラムユニットも始動。加えてソロでは、スポークンワード／ポエトリーリーディングで独自の表現を追求。オルタナとアートロック、日本の本物のヒップホップの精神を融合し、ドラム以外のすべてを自分で創る。 初期の詩は、幻覚・妄想・孤独・怒り・依存の底から生まれた激しい叫びで、狂気に近いが、確かな真実だったが、現在の自分にはフィットはしない。そして今、2025年初冬。完全にクリーンとなり、人生は新しいフェーズに入った。 音楽は仕事ではなく、ライフワーク。Small Powerでも、静かに、確実に、世界へ一石を投じる。